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15億円の負債を帳消しにしたイカれてるテレビ番組がすごい

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こんにちはカコイです。僕は今留学中の身ですが、だからといって英語がペラペラなわけではありません。なので、英語力を鍛えるために授業以外でのリスニングは欠かせないのですが、今回は僕が日頃リスニングで使っている番組でとても興味深い回があったのでそのことを書こうかな〜と。

アメリカのテレビ番組「Last Week Tonight」

僕が日頃リスニングのために見ている番組はいろいろあるのですが、その中にLate showシリーズのLast Week Tonightという番組があります。

司会者ジョン・オリバー

司会者を務めているのはJohn Oliver(ジョン・オリバー)というイギリス出身のコメディアンです。彼のすらすら流れる英語にはジョークそして社会問題に対する厳しい考えが入っており非常に人気のある司会者です。

どのように面白いのかは以下の「ゆるきゃらに」関するビデオを見てもらえば分かるかと思います。


ジョン・オリバーのラストウィーク・トゥナイト:... by shantiphula

番組が取り上げたのはアメリカの医療債権の売買

www.youtube.com

医療債権とは

医療債権とは人々が病院で診療を受けたときに、医療費が多額のため患者側が支払うことが出来なかった場合に、発生する医療負債を取り立てる権利のことです。

アメリカでは高額の医療費がとても問題になっていて、留学生の僕も念のためと結構な金額の保険をかけてもらっています。(両親にとても感謝です。)映像の中では様々な病気を患った患者の家族が、病院から超高額な医療費を請求されて路頭に迷う場合もあると説明されています。

医療債権の売買

では本題は何なのか。それは医療債権が売買されているという事実です。今回の番組で取り扱っていた債権の売値は25分の1の値段です。なぜ25分の1まで価格が落ちるのかというと、債権を確実に全額を回収できるとは限らないからです。

じゃあ逆になんで売買するんだよって感じですが、それでも儲かる方法があると言われている、いや儲かるんでしょう。だって儲からないとビジネスにならないでしょうし。また医療債権には個人情報もたんまり入っていて、個人情報の保護の問題も同様に重要視されています。

ってか25分の1まで値段落ちるんだったら自分の債権買えばいいじゃん!って思う人もいるかもしれません。しかし、今回の場合の25分の1の値段で取引されているの債権は

9000人分の医療債権まとめて1,500万ドルのお買い上げなのです。セット割ですセット割

なぜ医療債権の売買が問題なのか

ジョン・オリバーは番組内では個人の債務が見えないところ、つまり企業間で商品のように売買されている。そして高額の医療費を払えなくなった個人は、その本人に一切費がないにもかかわらず、見に覚えのない企業から訴訟を起こされて、多額の返済を迫られるということが起きている。この状況はアメリカ国内では重大な社会問題となっていると語ります。

アンダーグラウンドな債権売買を証明する

このような債権者の情報、そして債務がアンダーグラウンドで取引される債権売買の現状を番組内で証明するためにあることを行います。それは実際に番組が組織を作って債権を買い取ってみるということでした。

f:id:kakoid:20160719033319p:plain Last Week Tonight with John Oliver: Debt Buyers (HBO). Credit: LastWeekTonight/Youtube

債権の売買に参加するためにはその種の組織が必要。ということでこの番組はJohn Oliverをチェアマンにして組織を作ってしまいます。

そして実際に1500万ドル/9000人分の医療債権を購入しました。

これで実際に医療債権の売買が行われていることを証明したことになります。

そしてなかったことへ

f:id:kakoid:20160719034453p:plain Last Week Tonight with John Oliver: Debt Buyers (HBO). Credit: LastWeekTonight/Youtube

さらに、この番組の司会者ジョン・オリバーは組織のチェアマンつまりトップとして、9,000人分の債権を帳消しにすることを宣言します。「テレビ番組の歴史を作ってやろうじゃないか!」と。そしてステージへ上がります。

f:id:kakoid:20160719034528p:plain Last Week Tonight with John Oliver: Debt Buyers (HBO). Credit: LastWeekTonight/Youtube

そして、1,500万ドル9000人分の医療債権を帳消します。すごいなぁ。。。

日本のテレビ番組と比べてどうか

最後にすこしだけ日本と比較して終わりたいと思います。日本のテレビ番組の中にも挑戦的に社会の問題をスクープする番組があります。ただし、アメリカほど自由度が高いでしょうか。また、日本では報道の自由が問われている問題もあります。例えば報道ステーションの原子力村の報道は記憶に残る報道でした。

www.j-cast.com Last Week Tonight with John Oliver: Debt Buyers (HBO). Credit: LastWeekTonight/Youtube

アメリカではこのLast Week Tonightのようなジョークを織り交ぜて社会問題をという番組が結構人気です。コメディアンだからというのもありますが、司会者のトークスキルが非常に高く、面白い、それでも問題の中核をしっかりと話す。そこが非常に魅力的。

文化の違いもありアメリカではこのような番組が人気を博すわけですが、だからといって日本で流行らないわけではないと思うんです。社会問題風刺ができないからなのでしょうか、それともここまで話せてかつ真意を伝えることができる人がいないのでしょうか。それとも留学してから日本のテレビを見ていないので、僕が知らないだけなのでしょうか。日本でこんな番組があったら是非教えて下さい(´Д`)

しかしまぁすごいですよね。いくら番組のお金だからってここまでするのは。沢山の芸人やアイドルを集めてクイズ番組をして制作費を費やすより、1回ぐらい冒険的にこんな番組をやってみるのも悪く無いと思うんだけどなぁ…。まぁテレビ業界とか報道の自由など無知に近いのでこれからもっと勉強したいと思います。それでは。

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