Day Street

日々が道となり人生となる

ホームレスに金銭ではなくドッグフードを渡すこと

こんにちはかこいです。ロサンゼルスは2日連続で40度を先日超えていました。もう溶けそうというか溶けましたかこいです。

この前、友人の撮影の通訳サポに行った時に移動の車で体験したことについてチョット書こうかなと。

ホームレスにお金でなくドッグフードを

車がハイウェイ(日本での高速道路だけど無料)を降りて街に入ろうとしている時、信号の近くにホームレスが金銭を求めて立っていました。運転手のアクションアクターの彼は急に助手席前の収納スペースをガサガサと漁り始めて、何かを取り出しました。

そしてホームレスがいる場所に車を寄せて、窓から何かを渡しました。

"Sorry, I can't give you money, but I can give this to your dog."

日本語「ごめん、僕はお金を渡すことができない。だけどこれならあげれる。」

車が再び走りだした時、僕は彼に何を渡したのかを聞きました。すると彼は、「あれはドッグフードだよ。お金は勝手に渡したら彼女に怒れられるからね。でも、僕は犬が大好きだから、犬だけでも助けたくてドッグフードを常備しているんだ。」

ホームレスの乞食

アメリカは日本に比べてホームレスが特に多い傾向があります。道に寝ているホームレスは勿論。バス停のスペースや公共のスペースで寝泊まりしている人もいます。夏の季節になり、彼らが生き抜く環境は過酷になり、道を歩いているとアンモニアの匂いや麻薬の匂いなどの異臭に顔をしかめている人も多いです。

そして彼らの多くが、なにかしらのボードを掲げて金銭を求めています。それ以外にも街中の多いゴミ箱からペットボトルや缶などの売れるゴミをかき集めたり、カレッジの自販機の釣り銭受け取りを漁ったりしています。

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お金を渡すか否か

多くの人は手持ちの小銭を彼らに与えたりしますが、それと同じように多くの人が彼らに金銭を渡すことに抵抗があることも事実です。留学生の自分は自分の判断で彼らに両親から支援してもらっている金銭を渡すことは、なにか違うような気がして今までで一度も渡したことがないです。

金銭を与える人の多くは、「明日の自分の姿かもしれない」「この国で失敗することは、このようになる。失敗した人にも助けを」などの考えがあるでしょうし、その反対に労働をせずに金銭を稼ぐのは違うと与えない人も多いです。これはどちらが正しいと決めつけることは出来ません。

ホームレス犬

ホームレスを見かける時、かなりの頻度で犬が一緒にいることが多いです。

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彼らはホームレスの主人と同じように静かに道に座り込み、ぐったりとしています。過酷な暑さや寒さを共に乗り越えているのです。ホームレスの中には「犬のご飯を買うお金をください」と看板を出す人もいます。

お金の代わりにドックフードをあげる。

"Sorry, I can't give you money, but I can give this to your dog."

お金を渡すことが出来ない理由は人それぞれです。そして渡さないことに対して批判することは出来ません、なぜなら人それぞれの理由があるからです。でも、このように実際の物、そして人間の都合で過酷な状況で過ごしている犬に対して助けをする方法があるんです。

犬たちがいつから主人たちと一緒にいるかは分かりません。主人がホームレスになる前から一緒だったかもしれないし、ホームレスがお金をすこしでも集めるために犬を飼っているかもしれないし、捨て犬だったのを主人が助けてくれたかもしれません。

犬は自分で動いてお金を稼ぐこともできないし、街の中で一匹で生き抜いていくことも難しいです。だから、僕はこの運転手の犬を飼っているホームレスにドッグフードを渡す行為にとても感動しました。

ホームレスや貧困層への給付支援は非常に難しい問題です。でも、今回の体験を通して感じたことは、やはり金銭などの使いみちが自由な支援よりも、直接的に助けになる物資や、使用範囲が限られるプリペイドカードの支援のほうが良いのかも知れないということです。

ホームレスは勿論、そこで飼われている犬たちの環境も改善されることを祈っています。